2000年、「IT革命」という文言がもてはやされたころ、
当時の総理大臣が執務室を訪れたある省庁の幹部に
「君、このイット革命って何だ?」と訊いたとか、訊かないとか。
いまの潮流がそれに近い気がしてならないのです。「DX」。
はじめまして、エコテックグループのシステム部門第一号のおじさんです。
色んな会社で社内システム部門の人間としてかれこれ20年以上仕事をしています。
去年の夏から当グループで仕事をさせていただいています。
「DX」ってなんなんですかね。海援隊DXのことではなさそうですし、とても曖昧です。
早口で「デジタルトランスフォーメーションのことだよ」って言ったって、そりゃわかんないですよ。
誰か決めてくれたらいいのに・・・と思うのですが、個々で考え方は違うようです。仕方ないですね。
主観ですが、「トランスフォーメーション」なので、「変身」なのです。
分かりやすく言うと、山田某さんが獣神サンダーライガーになったようなものです。
見た目だけ変わって、やってること変わらなかったら「変身」とは言いにくいですね。
「えべっさん」から「菊タロー」に変わっても、そんなにスタンス変わらないのでトランスフォーメーションとは言いにくい。
飯塚高史さんは見事にトランスフォーメーションしましたね。ああいうことです。
単に紙帳票をWebフォームにしたり、無駄に長い会議をそのままWeb会議にしても「変身」ではないのだろうな、と。
そのWebフォーム上のデータを自動集計して、それを日次で分析する社内Webページ作ってマーケティングに利用したり、
Web会議でも画面共有やデジタルホワイトボードを使って効率化し、所要時間を削減したりそもそも会議体をなくしました、とか、
そこまで行ったら「少しトランスフォームしてますよ」って言っていいかな、と考えています。
それでも佐々木健介がパワーウォリアーになった程度でしょうか。
当社は別にペイントレスラーを目指しているわけではないので見た目はそんなに変わっていませんが、
少しずつデジタルに「変身」を始めています。
社内システムのデータ更新にロボット(RPA)を使ったりとか、
請求書をスキャンしてデータ化→自動入力などの細かいDXから、
いまは見積を最適化する自社アプリの構築など、仕事のスタイルそのものが変わりそうなことまで手掛け始めました。
ちょっとずつ社内のITに対するアレルギーも解消されてきていて、色々なところから意見が出始めました。
全体でみたらマダマダですが、各事業部の社員も若干トランスフォーメーションし始めてます。
坊主で黒タイツ一枚だった若手が、少し体が大きくなって髪の毛を伸ばし始めた感じです。
下手すると「システムだったらなんでも解決できるんじゃない?」という風潮になりがちなので気を付けないと・・・
とは思っていますが、5月から心強い仲間も二人増えましたので、今はとにかく突っ走ってみようかと。
社屋にも専用の部屋まで作っていただきましたし・・・(役員室の向かいで相談事がすごく楽です。)
スペース的に人数分の事務机が入らなかったので、社内の方にカウンターテーブル造作していただきました。
天然木で癒し効果抜群です。見た目も良いですが、そもそもとても使いやすいです。
もうちょっと人数欲しいな・・・と会社にもお願いしているところですので、ご興味ある方は是非ご連絡ください!
まだまだDX武者修行中の当グループですが、もう少ししたら金髪になって凱旋帰国して、派手なガウン来て東京ドームのメインに上がっているかもしれませんよ。
ディック・東弘(47)