スタッフブログ

2019
09.11

北海道胆振東部地震から1年

会社のこと暖房・空調のこと電気のこと

2018年9月6日3時7分、北海道で観測史上初の震度7、札幌本社のある札幌市東区では震度6弱を記録し、北海道のほぼ全域で電力が止まる「ブラックアウト」が発生した、北海道胆振東部地震から1年が経ちました。


※この記事には、丸1年が過ぎた「北海道胆振東部地震」、今日でちょうど発生から8年半が経った、「東日本大震災」の内容を含みます。

※地震や各地での災害によって、お亡くなりになられた皆様のご冥福をお祈りいたしますとともに、被害にあわれた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。










地震のあと、社長から自宅の復旧や家族を優先してくださいと連絡がありましたが、地震発生時の【旧事務所】では多くの社員が片付けに出社しました。

ただブラックアウトの影響で3日間電気が途絶え、当然業務を行える状況ではありませんでした。

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電気が無いということ―。


私たちエコテックグループは、生活に欠かすことのできない身近なインフラストラクチャーである、電気・冷暖房・空調・給排水の供給に関わる「設備工事業」、そしてその保守・点検を担っています。
その役割が、無くてはならないことであると、身をもって気付かされました。

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(かろうじて携帯電話を充電させてくれた、傾いたソーラーパネル)


筆者である私は、電気が復活するかもしれないと思い出社していました。災害が少ない地域と考えて札幌本社へサーバーを設置していましたが、当然停電により各拠点からアクセスができなくなり、本州の仙台支店や関東営業所にも影響が出始めていましたが、

何人かの方々が、札幌本社と苫小牧支店のことを、何度も何度も心配して【旧事務所】の太陽光発電で充電した携帯電話へ励ましの連絡をくださり、とても勇気づけられました。


「札幌は災害が少ない。」


私はそう思っていました。

近年では首都圏のバックアップ機能として、データセンターなどの誘致も札幌圏では行っていました。

ただ今回、観測史上最大の、札幌は震度6弱。

実は私は前職で、東日本大震災の復興のお手伝いを、微力ながらさせていただいていました。


今日は、東日本大震災が発生してから、ちょうど8年半です。

約1か月の間、宮城県の気仙沼市へ。

特産品の物産展などのお手伝いをさせていただきました。

毎年秋になると、札幌で物産展が開催されています。

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気仙沼市に滞在中は、名物ふかひれのラーメンや、

お寿司をいただく機会もありました。

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(一番左のお寿司が「ふかひれ」のお寿司です)


ただ、まさか私が札幌で、

大地震に遭遇するとは思ってもいませんでした。

どこか、私は他人事だったのかもしれません。お恥ずかしい限りです。

1か月間、お世話になった気仙沼の皆様からも、激励のメッセージをたくさんいただきました。




北海道は、おかげさまで元気です。

【新事務所】のすぐ裏手には「地下鉄東豊線」が走っていますが、

その地下鉄の上の道路は大きく陥没し、通行できなくなってしまいました。

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(地震直後の様子)



仮復旧で凌いでいましたが、地震から1年経った今、

本復旧工事が行われており、元の姿に戻りつつあります。

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近年、日本各地で多くの甚大な災害がありました。

復興半ばの地域もたくさんあります。

ただ、そんな中でも大切な絆、

遠く離れていてもそういった思いをお互いに抱いているということにも気が付くことができました。

節目節目でまた、大切な絆を思い出し、前向きに生きていく糧として、

これからも大切にしていきたいと思います。


わたくし豚串